2021年10月02日

「預貸率からみる地銀と地域活性」

 預貸率とは、金融機関の預金がどれだけ貸し出しに回っているかを示す指標で、数値が高いほど融資が活発に行われていることを示す。2021年3月末時点での国内銀行の平均値は58.1%で、クラウドファンディングをはじめとした資金融資方法の多様化も受け減少傾向が続き、20年前と比べ28.9ポイント下がっている。ただ都道府県別にみると大きな差が生まれており、1位愛媛79.4%、2位福岡3位沖縄75.2%と続く一方、最下位の奈良は37.6%で、およそ半分の都道府県は50%に満たない数値となっている。数値の根拠として例えば愛媛県は造船や海運業への融資を活発化させており、船舶融資はノウハウが必要となってくる上に1船あたり数十億~100億円以上するためハイリスクハイリターンといえる。沖縄は観光投資に積極的で、今後観光客が必ず戻ってくる考えのもと融資を行っているという。一概に数値が高いほうがいいとは言わないが、地域活性に必要な要素として地銀は外せないだろう。

 

カリフォルニア州、全生徒にワクチン義務付け 全米初」

 これまで特定の公立校の学区が独自に義務付ける例はあったが、州規模は初。以前教員等に義務付けたのもカリフォルニア州が最初だったように思う。考え方としては「おたふくかぜやはしかなどのワクチンについては既に接種を必須としている。そこにコロナワクチンを加えるだけだ」としており、報道を見る限り大きな反対意見は見受けられない。

 

村上春樹ライブラリー」

 今月より母校の早稲田大学に国際文学館をオープンさせた村上春樹。直筆原稿や執筆関係書類、レコード、インタビュー記事などを展示している。コワーキングスペースもあり、村上春樹の世界に入り込める施設となっている。

 

「あなた専用の商品を」

 生体検査により、より緻密で正確なその人にあった商品やアドバイスを行うスタートアップ企業がどんどん出てきている。自宅で自身の健康をモニタリングできるシステムも出来上がりつつある今、例えば妊婦さん向けの健康アドバイスやペットの飼い主に対するアレルギーなどのアドバイスまでできるように。

 

「宣言明け初日」

 先日1日は宣言明けの金曜日だったが渋谷や新宿、新大久保など都心は思ったより人手が少ない印象。台風が来ていたということもあるし、前から人手が少ないわけではなかったといわれればそうだが少なからず警戒している人も一定数いると考えてよさそうだ。

 

「Zoom、ファイブ9買収を白紙に」

 先週当ブログにも掲載した表題の買収に関して、買収合意した7月からZoomの株価が3割近く下落しているのを受け一度白紙となった。Zoomは昨年10月には600ドル近くまであったが今は260ドル程度、一方ファイブ9は今年からずっとほぼ同じ170ドル。買収話を進めても特にファイブ9の株主から反対意見が出る可能性があるのも頷ける。