2021年10月05日

「岸田首相の新しい資本主義」

 所得の上昇と分配を軸に、中間層を厚くする「令和版所得倍増」を目玉に掲げる。この平等性は世界的なトレンドとなっており、最近では中国の習近平国家主席からも同様の目標があげられていたことが思い出させられる。この目標を達成するために岸田首相は「成長と分配の好循環」を訴え、経済全体のパイを大きくするため、イノベーションがキーワードとなることが予想される。

 

「訪日客6000万人」

 斉藤国交相はgotoトラベルの再開や、2030年までに訪日客を6,000万人に増やす目標を立てた。IRも重要施策と訴えるが、ことカジノに関しては世界を見ると運用はかなり難しいように見える。目先の数値だけでなく20,30年後の未来を見据えた判断を期待したい。

 

「投資人口の上昇」

 先日10月04日は「投資の日」だそうだ。この1年でつみたてNISAの口座数は6割増え361万口座に、またiDeCoも2割増え194万口座が開設されている。ただ実際は口座だけ作って投資をしていない「未投資口座」も少なくなく、特に20代では37%もの未投資口座があるという。ふるさと納税でも同じことがいえるが、お金に興味がある割に腰が重いケースを多々拝見するため、良くも悪くも慎重な国民性であると改めて思わされる。

 

「携帯料金の引き下げ続く」

 金子総務相は前政権で進められてきた携帯料金の引き下げを踏襲すると発表した。

 

フェイスブック内部告発

 先日より、フェイスブックが自社プラットフォームにおける負の影響を持つ調査を隠ぺいしたとして批判が強まっている。リークが原因で発覚し、その内容は例えばSNSが若年ユーザーに与える精神的影響などに関する情報だという。本日はそれに加えて大規模なシステム障害が起こり、株価を大きく落とす結果となった。

 

「JR、ビジネス車両の導入へ」

 飛行機のビジネス...ではなく、仕事の意味のビジネス。キーのたたく音や携帯電話での会話など一般車両で仕事をするのは両者にとって最適でないため、思い切って1車両をまるっとビジネス用にすると発表。ほかにもWI-FIの強化なども考えており、よりシームレスな仕事ができるようになる一方、休み方働き方を考えさせられるニュースとなった。

 

「菅政権の功績」

 ニュースや報道を見るとネガティブな印象ばかり残るが、一方ビジネスパーソンの間では評判は良かったように見受ける。両者ともに悪い点として説明能力の低さを挙げていたが、一方で最注目されていたワクチン分配の遅さに関しては、結果的に接種率で米をも抜き世界最速ペースであるという事実がある。ほかの実績としてオリパラの開催、携帯電話料金の値下げ、デジタル庁の創設などある意味わかりやすい実績があったと感じるが、世論は反対が多かったのをみて改めて報道の影響力を感じる一節となった。