2021年10月08日

「家具の着せ替え」

 家具家電のサブスク「CLAS」は、9月に総額約21億円の資金調達を発表した。2018年から始まったサービスだが、コロナ禍のテレワーク普及や巣ごもり需要が追い風となった。「"暮らす"を自由に、軽やかに」をビジョンとしており、例えばシーズン毎やタイミング毎に代わる時期もの家電をタンスにしまうのではなくレンタルするのは選択肢としてありかもしれない。

 

「LIFE ~ Lightint Invariant Flow Estimation」

 動画内の画像を別の画像や映像に変換できるオプティカルフロー推定のための深層学習フレームワークのこと。簡単に言えば、画面越しに見ると例えばペラペラ動く紙に動画があたかも埋め込まれているかのように映っている状態を作り出せる。これを活用すると、例えばこの技術をスマートグラスなどに転送してハリーポッターの動く絵や動く新聞が実現できる事になる。

 

Facebook HorizonからHorizon Worldsに」

 昨今注目を浴びているFacebookメタバース事業だが、改称を発表した。また、クリエイター支援に1000万ドルのファンドも立ち上げた。サマーウォーズやレディプレイヤーワンを連想させ前向きな気持ちになれる一方、映画かなにかで未来の人間は不老不死になり快楽刺激だけを得るために機械に永遠につながれたままである光景を見たことがあるが、そんな未来も実現してしまうのかと思うとぞっとする。

 

ENEOS、再生エネ振興2000億円買収」

 再生可能エネルギー新興企業のジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)を買収する方針を固めた。JREの株主である米GSとシンガポール政府投資公社から全株主を取得する。JREは日本や台湾で太陽光や風力、バイオマス発電所を手掛けており、合計出力は約88万キロワットと、原子力発電所1基分に相当する。20年度の売上高は約36億円と買収額には程遠いものとなっているが、特に洋上風力発電や権益を取り込む狙いが大きいとみられる。

 

セブン&アイ、売上高が過去最高」

 2021年8月中間決算は、売上高が前年同期比30.8%増えた。もちろん昨年はコロナ真っ最中のためその回復が影響しているが、そのほかに海外コンビニ事業が好調だという。今後も海外展開は広げていく考えで、日本北米以外で4.2万店舗あるのを25年度までに5万にする方針である。日本ではなくてはならないコンビニ文化だが、車社会の海外ではどこまで浸透するか注目したい。

 

GOOGLE、アフリカに10億ドル投資へ」

 今後5年かけてアフリカに10億円を投資する計画を明らかにした。この基金を通じ5000万ドルをスタートアップ企業に投資し、また非営利組織のKivaと協力し1000万ドルの低金利融資を実施する考え。

 

「New World」

 9月28日にローンチされたamazon発のMMORPG、1日当たりのアクティブプレイヤーは数百万人いるとのこと。一時同接が90万人をこえ、ゲーム評価も80点台をたたき出す好調ぶり(Steamの評価は68%と賛否両論あるが)。このヒットを受けAmazonは、「ゲームは長期的にみて娯楽分野で最大のカテゴリーになる可能性がある」と述べ、ゲームで10年間失敗してきた同社にとっては大胆な発言であるといわれている。が、今後のVRメタバースを考えると、他の映画や音楽、旅行といった娯楽を上回る可能性は否定できない。

 

Google、AIで信号管理」

 イスラエルで行った実験によると、燃料の利用料(Co2排出量)と渋滞をそれぞれ10~20%減らせたとのこと。信号機の電球や素材を変えるのではなく、信号のタイミングを変える発想の転換にさすがといいたい。なお同社は気候変動を否定するサイトへの広告配信を停止するなど、脱炭素へ向けて意欲を見せる。