2021年10月18日

「分散型金融11兆円市場に」

 DeFi(分散型金融)による暗号資産(仮想通貨)売買や融資など市場規模が約1000億ドルと1年で約5倍に急増した。元来の中央集権型の金融システムだと良くも悪くも安全な取引を前提に金融機関を通じてやり取りをするためカネと時間がかかっており、かつ国家が権力を独占している形であるともいえる。一方DeFiは銀行を介さず、無人の取引システムに個人が仮想通貨を預け、これを借り手が受け取る形となるが、年利も0.1%とかなり低くいつでも素早く取引できる。ただしメリットばかりでなく、無人のため資金洗浄やハッキングといったデメリットにもさらされている。まだ完全な移行は難しいだろうが、紙幣や硬貨を持たない世界は思ったより近くに来ているかもしれない。

 

すかいらーく、配膳ロボ導入」

 すかいらーくHDは、2022年末までに約2000店舗で配膳ロボットを導入することを発表した。店員の業務負担軽減に加え、感染症予防策としても期待されている。配膳ロボットの導入自体は1番早かったわけではなく、他企業では2018年には導入されていたケースもあったが、今回すかいらーくがニュースとなった理由としてはその規模の大きさ(ネームバリューと導入数)が要因となったと考えられる。まだロボットに「会える」店舗はわからないが、お店に行く楽しみが一つ増えそうだ。