2021年11月20日

「勢い増す道の駅」

 ドライバーの憩いの場として人気を博す道の駅が、ここ20年で数を2倍に増やし(約1200か所)、年商10億円以上を稼ぐ道の駅も22か所出てきている。産地直送の1次産業だけでなく、加工から一貫して手掛けた独自商品で集客を競う動きが広がっている。一部の道の駅ではホテルを建設するなど民間投資も誘引し始めた。旅行先でのお土産(特に生鮮食品)を買うと考えたとき真っ先に思いつくのは確かに道の駅で、対抗馬として挙げられるスーパーはお土産を買う場所ではないから敵なし、といったところか。なお道の駅は令和元年より一般社団法人となったらしい。

 

JTB新卒採用再開」

 21年4~9月期の連結決算を、本社など資産売却の効果もあり最終損益が67億円の黒字転換をしたJTBが新卒採用を再開すると発表した。旅行需要の低迷で営業損益は赤字のままだが、旅行業界として先駆けて採用を開始することによる優秀人材の確保と業界全体の盛り上がりを狙ったものとみられる。

 

「ANAHD、政府へ支援要請」

 コロナ禍で固定費や利子負担の急増に伴い、ANAHD社長は政府に支援策を求める考えをあらわにした。一民間企業だけ特別扱いをすることへの危険がある一方、国を支える一大インフラである点、また国の水際対策が大きく影響している点を踏まえた判断が求められる。