2021年11月06日

「漁業の6次化

 1次産業の漁業者たちが、2次産業である食品加工、3次産業である流通・販売を一気に手掛けることを、数字を足して6次産業と呼ぶらしい。今まで捕れたものを売るだけだったのを、売れるものを創る方向性へシフトすることにより、漁業市場を押し上げる狙いだ。徳島などでは市場が2割拡大したとしており、今後の漁業の基本スタンスとなるだろう。

 

「水際対策、ちょっとだけ緩和」

 昨日付けで日本の水際対策が少しだけ緩和した。日本入国時に14日間の自宅等待機が必要であることがベースなのは変わらず、その間にPCR検査を再度受ければ10日間まで短縮されていたものを、3日間まで短縮できるというもの。ただPCRの価格の高さも相まって、劇的に交通量が増えることはないだろう。

 

ソフトバンク、無線給電技術登場」

 ソフトバンクが全国の基地局をつかい、無線で電気を飛ばす給電技術を実用化する。将来はワイアレスイヤホンやスマートウォッチなどを電池なしでも使えるようにするとし、総務省規制緩和に合わせて実証実験し早ければ2025年に事業化するとした。

 

「GOTOトラベル2.0」

 政府が19日にも策定する経済対策の原案が発表された。それによると、GOTOトラベルの再開やマイナポイント配り第2弾、企業への税制支援強化や事業者支援などが盛り込まれている。詳しい内容の記載はないが、期待したい。

 

「ホッパー」

 エクスペディアやブッキング・ドットコムなどの大手OTAを抜き、北米で人気急上昇中のアプリがホッパーだ。最近日本でも主流となりつつあるダイナミックプライシングのメリットでもありデメリットでもある価格変動制を、95%の精度でその値動きを予想し最適な購入タイミングを計れる且つ価格を一定期間凍結できる「プライス・フリーズ」機能で人気を博している。いわれてみればできそうな機能だが、だれもやってこなかったことでありニーズもあるだろうから今後さらに伸びるだろう。

 

「Alphabet、AI創薬の新会社設立」

 Googleの親会社であるAlphabetが、AIを使った創薬事業を手掛ける新会社「Isomorphic Labs」を設立すると発表した。時々聞く、AIの最も優れた応用例は生物、医療分野への進出であるという言葉をそのまま体現する形となった。今後の動きに注目したい。